4、LL-45以下をおすすめする理由

JAFMAではLL-45以下をおすすめします。

マンションで特に注意しておかなければならない軽量床衝撃音遮断性能(LL)について、JAFMA・日本複合・防音床材工業会では、LL-55以下を防音床材とし、その中でもLL-45以下が望ましいと考えています。
当工業会のデータでは、すでに出荷量の90%以上がLL-45以下となっており、このクラスが主流であることを裏付けています。

イメージ図

日本建築学会における適用等級と対応するL等級

適用等級 遮音性能の水準 性能水準の説明 対応するL等級
(軽量床 衝撃音)
特級 遮音性能上、特にすぐれている 特に高い性能が要求された場合の性能水準 LL-40
1級 遮音性能上、すぐれている 建築学会が推奨する好ましい性能水準 LL-45
2級 遮音性能上、標準的である 一般的な性能水準 LL-50
LL-55
3級 遮音性能上、やや劣る やむを得ない場合に許容される性能水準 LL-60

LL-45を聞き比べる

(2017年9月20日更新)

音を聞き比べるにあたってのご注意
このコンテンツは音が出ます。音声ファイルを再生する機能のあるパソコンでお聞きください。
お聞きいただけるのは軽量床衝撃音です。
お聞きになりたい生活音の種類を選び、防音性能のない床材と直張り防音木質床材LL-45とを、聞き比べてください。
お聞きいただく音はコンクリートスラブ厚み150mmの上に木質床材( 非防音タイプ、LL-45等級タイプ) を施工し、発生した音を下の階で収録したものですが、収録条件と再生条件が異なりますので、実際の音ではありません。あくまで2つの床材による差としてお聞きください。実際の集合住宅で聞こえる音より大きく聞こえる場合があります。
使用環境によって音の大きさ等は異なります。聞き取りにくい場合は、音量等を適宜調整してください。(但し、2つの音は同条件で聞き比べてください。)

タッピングマシン(軽量床衝撃音発生器)

イメージ図
防音性能のない床材(13秒)
直張り防音木質床材 LL-45(12秒)

ゴルフボールを落とした音の場合

イメージ図
防音性能のない床材(4秒)
直張り防音木質床材 LL-45(4秒)

スプーンを落とした音の場合

イメージ図
防音性能のない床材(2秒)
直張り防音木質床材 LL-45(2秒)

スリッパで歩く音の場合

イメージ図
防音性能のない床材(9秒)
直張り防音木質床材 LL-45(8秒)

積み木を崩す音の場合

イメージ図
防音性能のない床材(2秒)
直張り防音木質床材 LL-45(2秒)
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