床鳴り
防音直張りフローリングの床鳴りについて
木には自然の調湿機能とこれに伴う伸縮性があります。空気中の湿度が高いと湿気を吸収して伸び、乾燥してくると湿気を放出して縮みます。このため、以下のような現象が生じることがあります。木材の特性上、ある程度やむを得ない現象ですので、ご理解ください。
床鳴り
「防音直張りフローリング」は防音性能を高めるために、木質部と特殊クッション材部の2層構造となっています。
この事により歩行時に木質部が上下に動きます。
このため空気中の湿度が高くなり、木質部の含水率が上昇することで、木質部が伸びると床材の継ぎ目部分がこすれて音が発生する事があります。(床鳴り)
逆に換気や除湿により湿度が下がれば木質部の含水率が下がり、木質部が収縮して、床鳴りが和らぐ場合があります。これは天然木ならではの現象です。
なお床面での音の発生は、このほかワックスや表面コート剤の塗布、下地条件などの 別の要因による場合も考えられます。
※含水率について…木質部(木材)には水分が含まれます。含水率とは木質部(木材)に含まれる水分の割合です。
床鳴りイメージ図